会長あいさつ


       三重大学教育学部同窓会   会長 八木規夫

 令和2年2月17日の三重大学教育学部同窓会評議員会(紙面会議)の議を経て、小林寿一前会長の後任として、会長を仰せつかりました八木規夫でございます。
 私は、1979年4月に国立三重大学教育学部に奉職して以来、本教育学部一筋に務めてまいりました。そして現在も、三重大学教育学部に特任教員として所属しております。従って、我が教育学部の近況等を皆様にお伝えすることも、私の役割のひとつであると思っています。
 本同窓会は毎年6月に同窓会通信を発行しておりますが、折に触れこの同窓会通信を介して、皆様に近年の教育学部学生の様子、教育学部の課題、教育学部に迫られている改革・改変等についてご紹介申し上げたいと思っております。また、この同窓会通信には、現任教育学部長のご挨拶をいただくとともに、表紙には本学部卒業生が出品された芸術作品を写真にて紹介させていただいております。その他、卒業生からの支部だより、新人教員(教員生活1年目)の声、本同窓会補助事業の活動報告として、1.いきいき同窓会報告(同窓会開催補助事業)、2.ミネルバ賞表彰者(顕著な功績のある会員・団体への表彰)、3.個人教材研究開発補助事業受賞者(応募に対し審査の上決定)、及び本会の活動事業や会計報告などが掲載されます。同窓会の活動状況がより詳しくご覧になれるよう編集されていますので、是非ご活用ください。
 激しく変化する現代社会においては、物事の価値観が急変し、子供たちを取り巻く環境も激変します。学校の在り方、あるいは教員の働き方についての議論が沸き上がり、ICT機器を活用した教材開発が不可欠となり、プログラミング教育が必修化される一方で、ユニバーサルな教育環境は当たり前の時代となっています。今、国立教員養成大学・学部及び附属学校は、上述のような環境の変化に対応すべく改革を求められています。母校がどのような変革を遂げていくのか、同窓会としても気になるところです。
 我が教育学部の発展を願いつつ、本同窓会の発展のために、西口晶子副会長、草薙明副会長、金子滋朗常任理事はじめ14名の理事の皆さん、そして評議員の皆さんのご助力をいただきながら精一杯務めて参りたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。