大学の近況①

 同窓会では、会員の皆様に母校の近況を知っていただくため、機会を見てお知らせしていきます。
 近年、教員の志望者が減りつつあり、教員採用試験の倍率が低くなっている傾向がありますが、これは教員という職業の難しさや厳しさがクローズアップされすぎて教員という職業の素晴らしさや、やりがいが伝わってないように思われます。
 三重県を始めとして数多くの教員がこの三重大学を卒業し現場で頑張ったり、素晴らしい業績を残してくれたりしています。同窓会としても今現場で起きている教員不足の現状を変えられたらとは思いっていますが、なかなか良い手立てが浮かびません。
 他府県からも講師の要請がたくさん来ますが、お断りしているのが現状です。三重県の場合には学生達にも声をかけたり、卒業生にも声をかけたりしておりますが需要に追い付いておりません。
 そんな中、大学では教員という職業を知ってもらう取り組みしてくれています。その取り組みは、附属学校へ1年生全員が行き附属学校の教員と教職の魅力、教職に就くことの不安などについて交流するというものです。
 私たちも折に触れて教職の素晴らしさを伝えてきてはいるのですが、十分ではありません。今後も卒業生の皆さんのお力をお借りして少しでも教員になろうとする学生を増やしていきたいと思っております。

2022年11月25日